ヨハネの黙示録に 記載されている『
大警告』は 預言者たちによって 語り継がれてきた。
ヨハネの黙示録の『大警告』と 『暗黒の三日』は 深い関係にある。
カトリック教会の中には 特別な聖徳を獲得し、 信者の崇敬に値する人物が 数々いるが、
彼らは 時の終わりの様子を このように伝えている。
(Anna Katharina Emmerick, 1774–1824)
18世紀末、 ドイツ人の
尊者アンナ・カタリナ・エンメリックは、 キリストの生涯と受難を 幻視したことで 知られている。
(1) | 全世界が 突然の暗闇に包まれ、 人工的な光が用をなさない 暗黒の日が いつか訪れます。 |
(2) | この暗黒の日には 燃え立つ紅い雲が 天をよぎり、 雷鳴が そこら中に轟きわたります。 |
(3) | 地上では至るところで、 大きな地震が発生し、 海は泡となり、 洪水のように大地に押し寄せるという 現象が起きます。 |
(4) | その暗黒の日々には、 これまで 人間の目で見ることのできなかった悪魔が姿を現し、 その忌むべき姿を見た人間は あまりのおぞましさに発狂します。 |
(暗黒の3日間は 神の聖なる裁きの時ですから、 部屋で祈りつつ、 何が起きようとも決して外を見てはならない。
それを見たものは 死ぬだろうとも 言われている。)
(Anna Maria Taigi, 1769-1837)
福者アンナ・マリア・タイギ 『暗黒の三日』、
「神は 2つの罰を お下しになるでしょう。 そのひとつは 戦争、 革命。
あるいは地上で起こる災害で、 もうひとつは 天から送られるでしょう。
全地上には
三日三晩続く 濃い暗闇が 襲うでしょう。
見えるものは 何も無く、 空気は 悪疫で満ちるでしょう。
おもに その悪疫は カトリック教会の敵を 奪うでしょう。
この暗闇の間、 人工的な光は 不可能となり、 ただ 祝別された ろうそくだけが 光を灯し、 明かりとなるでしょう。
好奇心から 窓を開けて 外を見たり、 家を出たりする者は、 その場で 死んでしまうでしょう。
この3日間だけは、 人々は 自分の家に留まり、 ロザリオを祈り、 天主に憐れみを 請うべきです。
この恐ろしい時に、 これらの悪人、 主の公教会の敵と天主の敵とは、
この天主の鞭によって あまりにも 多く殺されるので、
ローマを取り巻く 彼らの死体は ティベル河の最近の洪水が
ローマにもたらした 死んだ魚と 同じほど 多くなるでしょう。
公教会の敵、 ひそかな者も 公然としている者も 同じく、 かの万民共通の暗黒の間 全地上で、
---ただしすぐ回心させるほんのわずかな例を除いて--- 全て 滅びるでしょう。
3日間の暗黒の後、 聖ペテロと聖パウロは、 天から来られて、 全世界で説教をし、
新しい教皇を任命するでしょう。 彼らの体から大いなる光が輝き、
その枢機卿、 すなわち未来の教皇の上に止まるでしょう。
そしてキリスト教は、 全世界に広がり、 この回心は驚くべきものです。
生き残る人々は、 よく身を処さねばならなくなるでしょう。
公教会の胸元に戻ってくる異端者の無数の回心があるでしょう。
全ての人々は、 自分たちの人生を他の全てのカトリック信徒の人生と
同様に啓発している指導に気づくでしょう。
ロシア、イギリス、そして 中国は 公教会に入ってくるでしょう。」
(Elisabeth Canori Mora, 1774-1825)
エリザベス・カノリ・モラ
「
空は 余りにも 深く 陰気な 雲で覆われていて、それらを 困惑することなく 見ることは不可能であった。。。
神の 報復する御手は 邪悪な者たちを打つであろう。彼の力強い勢力でもって 彼らの高慢と厚かましさを 裁くであろう。
神は 不信心な 異端を唱える者たちを 排除するために、地獄の勢力を 雇用するであろう。
彼らは 教会を 転倒させ、その基盤を 破壊しようと望んでいるからである。。。
数えられないほどの悪魔の群勢は 地球を転倒させるであろう。地上の何も免れるものはないであろう。」
この恐ろしい裁きの後に、天が 開き、聖ペテロが 再び 地上に降りてくるのを、見た。
彼は 多大な数の天使たちによって 囲まれていた。
天使たちは 彼を 地球の全権者として宣言した。また 聖パウロも 地上に降りてくるのを 見た。
(Padre Pio, 1887-1968)
ピオ神父 は、 『暗黒の三日』について、 キリストから 次のようなメッセージを 受けている。
「天の太陽と 月と 星に 気をつけなさい。 それらの動きが 異常に乱れ、
落ち着きを 失ったようになる時、 その日が 遠くないことを悟りなさい。
その日は 大変に寒い。 風が うなって 吹きすさぶ。 しばらくして、 落雷の音が 聞こえる。
雲の中から 火が暴風雨のようになって出てきて、 全地に くまなく広がるであろう。
嵐と 悪天候と 落雷と 地震が 全地で起こり、 火の雨が 降り続く。」
「この大艱難は 稲妻の閃光のごとく 地上に やってくる。
その時、 朝の太陽は暗い。
暗黒に とって代わる。
この完全な暗黒のために、 大きな混乱が起こる。
全地は 暗闇に 覆い包まれ、 そして 大勢の人が 恐怖と絶望で 死ぬであろう。」
「その日、 完全な暗闇が 始まったら、 誰も外出したり、 窓から 外を見てはいけない。
暗闇は一日と一晩 続き、 さらにもう一日と一晩、 そして もう一日。 家から 一歩でも外に出る者は 死ぬ。
家の窓を 注意深く 覆ってしまいなさい。 外を見たり、 見回してはならない。
神の怒りは 聖なるものだからである。 選ばれた民は わたしの怒りを見ることはない。
わたしを 信頼しなさい。 そうすれば、 わたしは あなたを 守る。」
「多くの霊魂が 救われるために、 腕を広げるか、 床に伏して 祈りなさい。
自分自身の食料を 十分に準備しておきなさい。
家の外にいる者に 話しかけてはならない。
十字架の前に ひざまずき、 罪を痛悔し、 我が母の保護を 請い願いなさい。」
ユーゴスラビアの
幻視者ジュリア は、 1960年から1973年にかけて、 キリストから 『暗黒の三日』 について 同様のメッセージを受けている。
「その時には、 まず初めに 南方から生暖かい強風が吹いてきますが、 この強風はすべての地上で感じられ、
これが激しい嵐の前ぶれとなります。
この後すぐに、 約10回におよぶ雷鳴が全地に轟き、 それによって すべての者が おののき震えるでしょう。
この
大艱難と暗黒の闇が 訪れる時のしるしとなります。 そして、 これらの現象は三日三晩 続きます。」
「これらのことが 始まりだしたら、 すぐに家の中に入り、 戸口や窓を しっかりと締め切り、
聖水で自分自身と家を浄め、 祝別されたローソクを 灯さなければなりません。
外では 言葉に言い尽くせない恐怖が支配し、 それを見ようとする者は 息絶えてしまいます。」
「すべての悪霊が 地上に解放され、 彼らは餌食と思ったものを ことごとく破壊します。 主イエズスが お話しになります。」
(Mary Faustina Kowalska, 1905-1938)
聖ファウスティナ は、 イエスから 世の終わりについての啓示を 授かっている。
それは、 彼の再臨直前に 天に現れる『しるし』についてである。
(マタイ24:30)
それが、 審判の日を控えて、 全世界に 最後の『いつくしみ』のしるし、
悔い改めと 罪のゆるしの 最後の呼びかけとなることである。
「次のように記しなさい。 わたしが正義の審判者として 来る前に、
まず 『いつくしみ』の王として 来るであろう。
審判の日が来る前に、 人々に 次のような天のしるしが 現れるであろう。
天のすべての光は 消え失せ、
大いなる暗黒が 全世界を 覆うであろう。
それから 『
十字架のしるし』が 天に現れるであろう。
それから 救い主が釘付けにされた 手と足の傷口から 大いなる光が放出、
しばらくの間、 世界を照らすであろう。 このことは、 最後の日の直前に 起きるであろう。
(日記83)」
「正しい審判者として来る前に、 まず わたしのいつくしみの戸口を 広く開ける。
この戸口を通って 入りたくない人は、 正義の戸口を通って 入らなければならない。
(1146番)」